伊豫銘砥は「紫陽花」
稀に紫色の陶石が採掘されることがある
造部はそれを「エビカズラ」と呼んだが、エビカズラはヒビが多いこともあり地金を引いてしまうものが多い
砥泥は薄桃色に近く、泥を出すと芋のような香りがする
この個体はエビカズラの中でも紫色が薄く、最高級の白砥石に近い研ぎ感である
造部としてもなかなかお目にかからない逸品だ
粒度は荒く感じるが、研ぎ傷は浅く、綺麗な切刃を創りだす
研ぎ感と実際の結果があべこべな天然砥石ならではの芸術
水に濡らすと美しい薄紫な表情となる
研ぎ感は大変滑らかで使うだけで研ぎが楽しくなる
978g 190/70/30mm