伊豫銘砥は伊豫木目、名前の通り大木の幹を切り出したかのような見た目の砥石である。かつては「虎」と評され三級品扱いであったが、採掘される山が変わってからは見た目だけでなく質も非常に高い人気の砥石である。伊豫銘砥に比較すると中間の硬さであり、中砥としての機能を求めるならばこれ一丁で十分な相棒となるだろう。人造砥石と比べると伊豫銘砥の中間の硬さは非常に硬いので共名倉やダイヤモンド砥石を用いて泥出しをしてからの使用が吉である。

1438g 320/100/25mm